先月FP(ファイナンシャルプランナー)3級を受験しました。
将来のお金の事が不安だけど、何に不安なのかが分からない。
言ってるだけではしょうがないので自分で勉強してみることにしました。
「勉強だけではもったいないのでせっかくなら資格をとろう~」そんなノリです。
【FP3級を受験してみた感想】
やってよかった!
お金に心配がある無いは関係なく、学んでおいたほうがいい知識です。
お金に関することは好きだったので、多少は知識があるつもりでしたが、範囲は広かったです。仕事で労務系をされていたり、投資経験がある方は馴染みのある内容も含まれています。
例えば・・
- 20代なら、(自分が加入している)保険の種類・意味・保険料のしくみ、会社から貰う源泉徴収票の見方、配偶者・医療費控除
- 30代なら、マイホームを持つときの土地取得について、住宅ローン減税、親からの援助いくらまで税金がかからないのか?株式投資・債権、不動産投資に関わる税金、NISA
- 40代なら、相続について、生前分与、死亡した場合の保険金と控除額、などに関わる税金
そのほか、家計管理、教育資金、年金、資産運用とライフプラン(人生設計)に関わる幅広い知識が得られます。
人生不安だから新しく保険に入りたいけど、知らないと保険会社の言いなりになります。
それが正しい保険だったとしても「騙されてないかな?」って疑ったり、知識がないと質問することもできません。
試験はマークシートですし、合格率も高い資格なので、興味ある方はぜひ検討してみてください。
勉強する時間がない人は、参考書を読むだけでもいいと思います。
FPは国家資格です! 受験資格?どんな試験?
FP(ファイナンシャルプランナー)とは?
FP(ファイナンシャルプランナー)は2002年に作られた国家検定です。
1~3級まであり、3級が一番簡単な資格になります。
“人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。”
日本FP協会のHPより
相談者の環境、希望する生活スタイル、ライフイベント、起こるかもしれないアクシデントへの備えなど、長期的かつ俯瞰的に分析・アドバイスする仕事です。
FP3級はどんな試験?受験資格は?
- 受験資格
受験資格などは、FP業務に従事している者または従事しようとしている者
日本FP協会のHPより
ということで、誰でも受験できます。
- FP3級は毎年3回(1月、5月、9月)に行われています。
受験料は6,000円です。
(午前中)学科2時間
(午後) 実技1時間
午前中の学科はほとんどの人は1時間以内に終わって離席してました。
(一時間経過で離席可能)
実技試験も、3択(マークシート)で答えます。
どちらも時間はかなり余裕があります。
焦ることは無いです。
FP3級の勉強時間は? 参考書は?
私は参考書と問題集で独学で勉強しました。
勉強時間はトータル65時間ぐらい
私の勉強時間は、
- 1.5か月前
参考書を買ってパラパラ読み始めました。
見ない日もありましたので、平均すると1日15分程度です。
30日間x15分=7.5時間
- 2週間前
気合い入れて勉強開始しました。
2週間x2時間=48時間
- 前日と当日
詰め込み10時間ぐらいやりました。
問題集は半分しかできなかったので、あと10時間ぐらいあれば余裕をもって試験に挑めたとは思います。
勉強方法
私は参考書1冊+問題集1冊だけでスクールには通いませんでした。
使った参考書は「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級」です。
この本は
・全ページカラー、図解多い、イラストが多いので理解しやすい
・優先順位で色分け(一番大事なところは赤)、覚える必要・不要なところがわかる
・絵がかわいい
覚えるための赤い下敷きもセットになっています。
試験会場でほかの人が持っていた参考書をチェックしていましたが、
半数以上がこの参考書を使っていていました。
試験が終わってからも保管して必要な時はチェックできる辞書みたいな参考書です。
同じみんなが欲しかった! FPの問題集 3級もやりました。
FP3級は試験範囲が広いので得意・不得意を分ける
1つ1つは深くないですが、ライフプランなので範囲が広いと思います。
それぞれに言葉、数字、があって馴染みがないと違いが判らず分かりにくいです。
1.ライフプランニングと資金計画
(FPの基本、倫理、社会保険、年金)
2.リスクマネジメント
(保険のしくみ、種類)
3.金融資産運用
(経済の基本、金融商品、税金)
4.タックスプランニング
(税金の分類、所得の種類、計算、控除、申告)
5.不動産
(不動産の取引、法令、税金)
6.相続・事業継続
(相続の基本、相続税、贈与税、財産の評価)
違うところで似た言葉、違う数字もたくさん出てきて混乱しやすい。
〇〇%、なん分の一、最大控除金額、公示日、発表日など、内容が似ているのにそれぞれ違う!
この辺が頭の痛いところでした。
FP3級勉強方法
1、ざーっと読んで、試験範囲の全体像を掴む。
・ 自分が知っていそう、得意そうな所
・ 知らない、頭に入ってこなそうな所
2、それぞれどこまで出題されるのか?を把握する。
・ 各項目1つずつ進めて、問題を解いて覚える
3、過去問など全体的にやって、分からない不得意なところを再度やる
- 自分が知ってる、関係ある、興味あることは?
逆に知らない?分からないことは?
私は株式取引経験があるので、その辺は確定申告が必要なケース、税金は少し頭に入ってました。
でも年金、税金、不動産、相続などは全く知らないので、そのあたりは語句の読み方から集中して学びました。
相続はドラマで見たり興味があって頭にサクサク入りました。
逆に税金、不動産は、何度やっても頭に残りませんでした。
・ 会社員なら、源泉徴収票を見たことがあると思います。
⇒去年の源泉徴収票を見て、この収入と所得と所得控除額って何?って比べてみる。
・ 社会人なら生命保険を検討したり、聞いたことがあると思います。
⇒自分が加入している保険契約書を、参考書と見比べてみる。
こんな風に自分に関係あることは理解でき、覚えるのも早くなります。
FP3級試験後の結果
問題は持ち帰りできます。
結果は1ヶ月後ぐらいで発表になりますが、
試験が終わると、公式HPページに問題と模範解答がアップされます。
(私が気づいたのは2日後ぐらいでしたが、もっと早いのかもしれません)
試験を受けながら問題に自分の回答を記載しておけば、数日中に答え合わせができます。
ギリギリでない限り、結果発表前に自分で合否を知ることができます。
さいごに
昔から「勉強するなら資格取らないともったいない!」と考えてるので、
ビジネスマナーなら秘書検定、経理なら簿記、英語ならTOEIC、
と試験を受けてきました。
すべて初級レベルで合格率も高い資格なので、その資格だけで転職するほどではありません。
でも履歴書に書けば「やったことあるんだ」、またそれ以上に有利だと思います。
勉強する時間は無いし、試験前は毎回後悔しますけど(笑)。
その中でもFP3級はかなり実用的で、いい勉強なりました。
私は将来、会社を辞めて家で働きたいと思ってます。
いくらまで旦那の扶養になるの?青色申告?個人事業主って?失業保険は?
って、将来に向けてFP3級は勉強になります。
最後は税理士さんなどプロに相談することになると思いますが、
自分でも知識はもっていたいと思います。
独立する意思がなくても、年金が不安ー!って思っているなら、
勉強だけでもする価値あります。頑張りましょう~。
HATSUKO
税金?保険?年金?控除?マイホーム?
教育資金?老後2,000万円問題?
よくわかんないけど不安だよ~!