私が3年実施しているのは「クオカード投資法」。
株主優待でクオカードを貰う投資方法です。
配当金+クオカードで平均4%の利率で運用できています。
株主優待でクオカード貰えるのは知ってるよ。今さら何なの?
クオカード投資はそのまま数年放置しておくと利率が上がっていくという、楽しい投資方法です。
・高配当を狙いたい
・投資できる資金は少ない
・忙しいので放置したい
・長期間保有しているといい事がある
・税金を減らしたい
・インデックスファンドもいいけど、国内株も楽しみたい
会社員をしながら、20年間いろんな投資を経験。
国内株、投資信託、REIT、信用取引、FX、IPO(新規公開株)、米国株、ソーシャルレンティングなど。
お金ばかり考えると心がすさむので、株主優待など楽しめる投資も混ぜるのがモットー。
現在は配当金(クオカード含)で運用率4%を達成。
10年後に毎月10万円の配当金を貰うのが目標。
配当金とは別に早期退職した退職金を運用中。
「60歳までに2倍にする!」チャレンジも行ってます。
2,000万円問題を少しでもなんとかしたいなぁ~
今は、日本や米国株のインデックスファンドに人気が集まっています。
米国株、投資信託も投資もしていますが、それだけでは味気なくてつまらない!
分散投資の意味も込めて、「株主優待」や「配当金」に注目するクオカード投資もやっています。
クオカード投資法とは?
クオカード投資法とは簡単に言うと、株主優待品としてクオカードを配る企業に投資する方法です。
株主優待品ってなに?
企業は株を購入保有している「株主」に対して、利益の一部を「①配当金」や「②株主優待」として還元します。 (すべての企業ではありません)
配当利回りという言葉を聞いたことがありますか?
株を購入した額と、貰える「配当金」の額、この2つから計算して配当の利回り(1年間で)年〇%と計算します。
例えば、100万円で株を買って、1年間で3万円の配当金を貰えたら、配当利回り3%という計算になります。
「配当金」3万円に加えて「株主優待品」としてクオカードが1万円分が貰えたら、利回りは全部で4%になります。
これがクオカード投資法です。
「配当金」だけではなく、「株主優待品」としてクオカードが貰える企業に投資する、という方法です。
ちなみに日経平均の225社の平均配当利回りは2.05%です。
(2021年12月31日ヒストリカルデータ - 日経平均プロフィル (nikkei.co.jp) より)
配当金には税金がかかる。株主優待品(クオカード)は無税。
なんだそんなの、配当金(お金)が多い方が得じゃない!
クオカードで貰う意味がない!
何故「配当金」だけではなく、「株主配当」としてクオカードを貰うのか?
「配当金」は貰うと20.315%の税金(所得税、住民税、復興特別所得税)が引かれます。
10,000円の配当金を貰ったら税金2,031円が引かれ、残り7,969円が貰えます。
「株主優待品」はその企業が製造している商品やサービスを配る事がほとんどです。
これに税金はかかりません。
「株主優待品」としてお店で使える商品券10,000円を貰ったら、税金は無し、10,000円全て使えます。
同じ1万円でも「株主優待」としてクオカードや商品券で貰った方が、手元に入るお金は多い事になります。
例:モスフード(8153)の場合
(株)モスフードサービス【8153】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
モスフードはクオカード関係ないけど、株主優待目当てで長期保有してる~
モスバーガーをやってる会社ね!
例えばモスフードなら「配当金」は1株当たり28円です。(本日時点)
1年間100株持っていたら、2,800円の配当金が貰えます。
そのうち税金568円(2,800円x20.315%)が引かれて、実際の現金は2,232円です。
加えてモスフードは「株主優待」として1年間で2,000円分の商品券も貰えます。
全国のモスバーガーとミスドで現金の代わりに商品と交換することができます。
この商品券には税金はかからず2,000円を額面通りそのまま使用することができます。
株主優待品として、クオカードを渡す企業の株を買う
この株主優待品として、クオカードを送る企業も少なくありません。
クオカードはコンビニなどで現金と同じように使えますし、金券ショップに売る事もできます。
そして「配当金」ではなく「株主優待」なので税金がかかりません。
「株主優待品」として10,000円のクオカードを貰ったら、税金は0円で、10,000円全て貰う事ができる。
例:タマホーム(1419)の場合
タマホーム(株)【1419】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
例えばタマホームなら「配当金」は1株当たり115円です。(本日時点)
1年間100株持っていたら、11,500円の配当金が貰えます。
そのうち税金2,336円(11,500円x20.315%)が引かれて、実際貰えるのは9,268円。
加えてタマホームは「株主優待」として100株当たり1年間で500円分のクオカードが貰えます。
3年以上株主だと1年間で1,000円分のクオカードが貰えます。
3年以上保有すれば、1年当たりの貰える額は、
11,500円ー2,336円(税金)+1,000円(クオカード)=10,164円
本日の株価2,560円なので、配当金だけの配当利回りは4.5%ですが、
3年以上保有して貰えるクオカードを足すと、利回りは4.8%になります!
これがクオカード投資法の考え方です。
私はこの本で配当と株主優待をチェックしています。
クオカード投資法のメリット
最近は国内外のインデックスファンド投資が人気です。
私もインデックスファンドは保有していますが、国内株の「配当金」や「クオカード投資」に注目して株を買う理由はいくつもあります。
長期分散投資ができる
個人投資家でなくても、リスク低減する意味で分散投資は有効です。
分散投資とは、投資する国や地域、市場、分野、購入する方法、物を分けて(分散)投資する事です。
国内、米国問わず人気のインデックスファンドは似た動きになりがちです。
コロナショックでも全世界の株価が下落しました。
クオカードを株主優待品として渡す国内個別株を購入することは分散投資することになります。
長期保有が有利になる
ウォーレン・バフェットも勧めている長期投資。
株主配当金に注目した投資は、長期投資によって負けにくくなります。(毎年配当金が貰えるため)
また数年保有していると貰えるクオカード額が2~3倍になる企業もあります。
企業は長く株主を続けてもらいたいので、1年、2年、3年以上と長く株を保有している(長期保有)株主に対して「株主優待品」を増やす事があります。
長期保有している株主に、株主優待品(クオカード)を増やす企業は数えたら50社以上ありました。
その企業の株を長期保有していれば利回りも上がります。
クオカードには税金がかからない
先ほども書きましたがクオカードは株主優待品なので税金はかかりません。
「配当金」は20.315%の税金がかかり、貰える額は80%以下です。
同じ1万円でも配当金なら7,969円。
クオカードなら1万円です。
2,000円の差額なんて大したことないかもしれませんが、これが10年になると10倍。
20年だと20倍。見逃せない額になります。
クオカードに使用期限がない(他の優待と比べて)
株主優待品(券)には使用期限があります。
届いてから半年~1年以内で期限切れになるので「それまでに使用しなくては!」と締め切り追われる事も多いです。
クオカードは使用期限がありません。
クオカードのシステムがある限り、いつまでも使用することができます。
クオカードってどこで使えるの?
クオカードは全国のコンビニで使えます。
他にも書店、ガソリンスタンド、ファミレスでも使えます。
私はマツモトキヨシで使っています。
使えるお店 | 【公式】ギフトといえばQUOカード(クオカード) (quocard.com)
クオカードの買取価格は高価で安定
全国約6万店舗で使用可能なクオカードですが、金券ショップで売ることもできます。
クオカードの値段は印刷されているデザインにもよりますが、額面の90%以上で買取り可能です。
金券ショップはネットで買取価格をチェックして、郵送でも買取対応してくれます。
“クオカード 買取”で検索してみると、金券ショップのサイトが出てきます。
QUOカード(クオカード)の買取 | アクセスチケット (access-ticket.com)
QUOカード(クオカード)の買取ならチケットレンジャー (ticketlife.jp)
え~90%になっちゃうの?!
今のところ94%前後で買取してもらってます。
配当金だと79.68%になってしまうので(税金20.315%)比べれば94%でもお得です。
でもなるべく自分で使った方がお得ですね。
クオカード投資法のデメリット
大金を投資できない。
株主優待品としてクオカードを貰う条件は100株など単位が少ないです。
500株、1000株でも貰える企業もありますが、配当利率を最大限にしたい場合は、最小単位が一番お得になる事が多いです。
例:メディアスホールディングスは、100株以上なら500株でも1,000株でも貰えるクオカード金額は同じです。
メディアスホールディングス(株)【3154】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス
100株以上 継続保有期間 |
1年未満:1,000円分 |
1年以上:2,000円分 |
3年以上:3,000円分 |
メディアスホールディングス
1株配当は19円。本日の株価は935円。
100株購入するとは約93,500円。100株分の配当金は1年間1,900円。
「配当」利回りは2.03%
100株を3年以上保有した場合のクオカードは1年間で3,000円貰えます。
そのため「配当」+「クオカード」の利回りは5.2%になります!(1,900円+3,000円=4,900円)
メディアスホールディングスを100株(約10万円)を買って、配当金+クオカードで5.2%の利率が実現します。
でもこの企業に100万円を投資しても貰えるクオカード額は同じなので、5.2%は実現できません。
購入単位数をきちんと調べて間違えないようにするのも必要です。
株主優待ハンドブック 2021-2022年版 (日経ムック) [ 日本経済新聞出版 ] (rakuten.co.jp)
知らない会社、マイナーな会社も多い
大手企業、飲食チェーン店は「株主優待」としてクオカードを渡すところは少ないです。
知らない会社、聞いた事のない会社に投資をするのは、勇気がいると思います。
その時は企業の業績予想、指数などを見て自分で判断しています。
不動産関連企業が「株主優待」としてクオカードを扱っている事が多い気がします。
私がクオカード投資している企業
私がクオカード投資法として投資したり、検討した企業を抜粋しました。
検討だけで購入できなかったのは、見ているうちに株価が上がってしまったり、
決算月を考えて見送った銘柄です。(買いたかったなぁ・・)
銘柄選びは、PERとPBRと業績予報を見て選んでます。
投資は自己判断で!お願いします
タマホーム(株)【1419】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
(株)植木組【1867】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
セントケア・ホールディング(株)【2374】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
日本フエルト(株)【3512】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
(株)ハイマックス【4299】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
(株)コーセーアールイー【3246】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
新東工業(株)【6339】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
(株)FCホールディングス【6542】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
稲畑産業(株)【8098】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス
(株)GSIクレオス【8101】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
(株)ステップ【9795】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
買えていない企業も、少しずつこれから買っていきたい!
夫婦で別で買うとさらにお得
クオカード投資は「株主優待」でクオカードが貰える最小株数で投資するのが得です。
そのため大金を同じ利率で運用することはできません。
個人投資家に向いてると思う理由でもあります。
もし夫婦、家族で別々に同じ株を買えば、同じ利率で運用ができます。
注意点1 管理が少し大変
夫婦で別の証券口座が必要です。
誰の口座で何株、いくらで購入するか?(したか?)
把握しておくこと必要があります。
口座チェックをするための労力が2倍かかります。
私も旦那の口座をチェックすることがありますが、混乱するので、証券会社を分けています。
注意点2 リスクが同じ
企業によって配当金が減ったり、株主優待品が無くなる場合もあります。
業績悪化で株価が下がる事もあります。
この場合2倍のダメージを受ける事になります。
逆に記念配当で配当が多くなったら、業績が上方修正されれば、喜びも2倍にはなります。
まとめ
うちはクオカード投資をして1年間に15,000円分のクオカードを貰っています。
配当金も合わせた利率は約4%です。
クオカード投資は少ない資金でも始められます。
というか少ない資金の方が向いてる投資法だと思います。
クオカード投資でもリスクが0はあり得ません。
どの銘柄?に、いつ投資をするか?は少し考える必要はあります。
でも株価を毎日チェックしたり目先の動きに右往左往しないで、どっしり長期投資できる方法です。
どんな投資も自己責任、リスクはありますのでその点はご注意ください。
そんな名前があるか知らないけど(笑)。